お知らせ

超音波スケーラーによるメンテナンスの優位性について

2023.6.16

目次

池袋、東池袋、サンシャイン60ビルの歯医者「医療法人社団 歯友会 赤羽歯科 池袋診療所」歯科衛生士 三原です。

 

 

現在、虫歯や歯周病になる前に、検査や治療を行う予防歯科のニーズが高まっています。

その中で、今回は特に歯周病の予防や治療で活用する超音波スケーラーについてお話したいと思います。

超音波スケーラーとは?

超音波スケーラーは、超音波の微細振動で歯肉の縁上と縁下に付いたプラーク(細菌の塊)や歯石(そのプラークが石灰化したもの)を除去する時に使用します。

 

〈超音波スケーラーのメリット・デメリット〉

★メリット

・短時間での処置が可能

・多量の歯石除去が容易

・患者様の負担が少ない

・注水でのキャビテーション効果が期待できる

・手用スケーラーでは届きにくい場所へのアクセスが可能

 

★デメリット

・特有の音と振動で不快に感じることがある

・微細振動で発する熱を冷却するために水が出るので、その都度吸引が必要

・患者様のお口の状況により知覚過敏が発生することがある

・心臓ペースメーカーを装着の患者様は禁忌

超音波スケーラーのキャビテーション効果とは?

超音波の微細振動が水中で細かな気泡となり、

その気泡が固体に当たりはじけることによって、固体表面の汚れを剥がし取る力が働きます。これをキャビテーション効果といいます。

 

このキャビテーション効果により、細菌の除去や歯石などの削片を洗浄することもできます。

当院で使用している超音波スケーラーの種類

当院では、超音波スケーラーの先端につけるチップを用途により使い分けています。

 

★G6

主に歯肉縁上、縁下の歯石除去に適しており、 狭い歯間部などにも無理なくアクセスが可能

 

★P21R・P21L

断面が丸く歯面にキズが付きにくいため、メンテナンス や仕上げに使用

緩やかに湾曲した形態(Rは右に湾曲・Lは左に湾曲)で、 届きにくい奥歯や歯間へのアクセスが可能

 

★V−P10

インプラント体やセラミックなどの補綴物のメンテナンスに使用

まとめ

歯を長く保っていくために、患者様のセルフケアと私たちのプロフェッショナルケアを両立させることで改めて予防歯科が確立されます。

 

当院ではメンテナンスに

超音波スケーラー、エアスケーラー、手用スケーラー(鎌形、キュレット)、エアフローなどを使用しています。

それぞれにメリット・デメリットがありますが、患者様の歯を1本でも長く保っていくために、担当衛生士が患者様に合わせたメンテナンスを行っております。

 

赤羽歯科 池袋診療所はサンシャイン60ビル8階にございます。

池袋駅東口から徒歩8分。

東池袋駅直結徒歩3分。雨に濡れずにご来院できます。

赤羽歯科池袋診療所での定期検診、お待ちしております。

監修者情報

赤羽歯科 理事 副院長 歯科医師

大竹

日本口腔インプラント学会 専修医
日本顎咬合学会 認定医
一般社団法人インプラント再建歯学研究会 所属
厚生労働省認定臨床研修指導歯科医
医療法人社団歯友会 インプラントセンター 管理責任者

2003年3月  国立新潟大学 歯学部 卒業
2003年5月  医療法人社団歯友会 赤羽歯科 池袋診療所 勤務
2012年4月  医療法人社団歯友会 赤羽歯科 池袋診療所 医局長就任
2013年4月  医療法人社団歯友会 赤羽歯科 池袋診療所 副院長就任
2022年11月 医療法人社団歯友会 赤羽歯科 理事就任

一般的なむし歯、歯周病の治療からインプラント、歯科矯正、セラミック治療と幅広い分野の治療に対応しています。治療を受けた方が長い間快適な生活を送れるよう一人一人に真摯に向き合い、丁寧な治療を行うことを心掛けています。 また、むし歯、歯周病を未然に防ぐ予防歯科にも力を入れていますので何かお困りのことがある方も、お気軽にご来院、お声がけください。