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歯がズキズキと痛む、なんで?

2021.1.20

こんにちは。
東池袋の歯医者赤羽歯科池袋診療所の歯科医師 大橋 です。

本コラムでは、「歯がズキズキと痛む、なんで?」という題目に対して
その原因と治療法について解説していきたいと思います。

まず歯の痛みには色々な種類があります。
冷たいものを飲むとその時だけ痛い、歯磨きをしているとしみる、
かたいものを食べたときに痛い、などなど。
その時だけしみる痛いなどの一過性のものは、まだ小さな虫歯によって歯に小さな穴が空き、
そこに刺激が加わることで神経が過敏に反応する等の知覚過敏の症状が考えられます。
かたいものなど噛んだ時に歯が痛い場合は、歯の根の先端に炎症がおこっていることが考えられます。

では今回のズキズキずっと痛むという場合は、何が原因で起こっているのでしょうか。
症状的には歯髄炎の可能性が高いです。
では歯髄炎とは何でしょうか。
説明させていただく上で、まず歯の基本的構造から説明させていただきます。

歯にはまず最表層にエナメル質というとても硬い組織があります。
その次に象牙質という組織があり、血管や神経がその下にあります。
(象牙質にも神経や血管の一部は含まれています。)
歯髄とはその神経や血管が束になった組織のことを言います。

その歯髄が炎症を起こしている状態を歯髄炎と言います。
炎症によって歯髄の中の神経が圧迫され、歯がズキズキと痛むのです。
炎症は虫歯、外傷、亀裂などによっておきますが、その原因として最も可能性が高いのは虫歯です。

初期の虫歯は症状がありませんので、患者様自身で気づかない場合は多々あります。
気付かない場合や、
歯医者に行って虫歯があると言われたが忙しく通うのをやめてしまわれたり、
痛くないのでそのまま放置してしまった場合は虫歯菌が歯の中で進行してしまいます。

歯髄に進行してしまった虫歯菌は、神経を圧迫し、その結果歯が何もしなくとも
ズキズキと痛んでしまうのです。

痛んだ歯はそのまま放置しても当然治ることはありません。
歯髄炎が起こってしまった場合には「歯の根の治療(根管治療)」を行う必要があります。
根管とは、神経や血管(歯髄)が入っている歯の根の管のことです。
痛みをとると同時に長期にきちんと噛めるように処置を行っていきます。

では根管治療とは具体的にどのように処置するのでしょうか。

① レントゲンや診査でどの歯が原因か、診察診断を行います。
虫歯や古い詰め物・被せ物がある場合はそれらを除去します。
② 歯髄の入り口を見つけ、それに続く根管の中を専用の器具で洗浄消毒していきます。
③ 処置が終わり痛みが取れたら歯の根の中を専用の材料で封鎖していきます。
④ この後虫歯で無くなった部分の土台を作り、被せ物をします。

虫歯によって歯髄炎が起こってしまった歯であっても根管治療によって保存することで、
もとの歯と同じく噛む力に耐え、機能することができます。
逆に根管治療をきちんと行っていないと、上物にどんなにいい金属やセラミックを使っても
将来的に痛みや腫れなどの不具合が出て再治療が必要になる可能性があります。
そのため根管治療は歯の予後を左右する重要な治療となります。
根管治療に当たっては複数回行い、丁寧に治療をさせていただく場合が多いです。
また歯がズキズキ痛んでも、歯医者が嫌でずっと我慢されている方が、稀におられます。
歯髄炎の状態からさらに虫歯が進行すると神経が死んでしまうため、
痛みが酷くなることはありません。
むしろ一定期間がすぎると全く痛みを感じなくなる場合があるためさらに放置してしまう場合がありますが、
虫歯自体はさらに進行してしまいます。
そうすると、虫歯菌は歯の根の先まで進行し、根の周囲に感染を起こしてしまいます。
感染が起きると、物を噛んだ時に痛いなどの症状が再び出てきます。
こうした場合でも根管治療を行い治していきますが、
歯髄炎の状態で治すよりも悪い状態でかぶせものを入れなければならない場合や、
虫歯の進行状態によっては歯がボロボロで残すことが難しく、
残念ながら抜歯しなければいけないという場合が出てきてしまいます。
早期発見・早期処置が患者様の負担を少なくすることになりますので、
違和感や痛みを感じたり、症状がない場合でも定期検診に来ていただくことをお勧めします。
また昔治療した歯が痛い等といった場合も、
しっかりと治療させていただくことで治していくことが可能ですので、
お気軽にご相談ください。

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